投資を始める前にやるべき生活防衛資金の考え方|30歳で1,000万円貯めていた私の実体験

※当記事の情報は投資助言を目的としたものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

目次

この記事で伝えたいこと

投資を始める前に、生活防衛資金を確保することが重要とよく言われます。私は現在、生活費の12ヶ月分以上を現金で確保しています。ただし最初からそれを意識していたわけではありません。

入社してから自然と貯金を続けていた結果、30歳時点で1,000万円以上の貯金がありました。当時は「生活防衛資金」という概念すら意識しておらず、ただ使わなかっただけです。この記事では、生活防衛資金とは何か・なぜ必要なのか・いくら必要なのかを、自分の実体験をもとに書きます。

生活防衛資金とは何か

生活防衛資金とは、失業・病気・急な出費など万が一のときに生活を維持するための現金です。投資とは切り離して、すぐに引き出せる状態で確保しておくものです。

項目 内容
目的 万が一の際に生活を維持するため
保管場所 普通預金・定期預金など、すぐ引き出せる場所
目安金額 生活費の6〜12ヶ月分(状況による)
投資との関係 投資資金とは完全に分けて管理する

私の経緯:貯金していたら自然とできていた

私は新卒入社後、特に意識することなく給与の一部を貯め続けていました。外食を控えたり派手な趣味もなかったため、気づけば30歳時点で1,000万円以上の貯金がありました。

当時は「生活防衛資金」という言葉も知らず、投資も始めていませんでした。貯金があることが当たり前の状態だったため、お金の不安をほとんど感じたことがありませんでした。

その後、資産運用を始めるにあたって生活防衛資金という概念を知り、「これは自分がすでにやっていたことだ」と気づきました。貯金習慣があったことで、結果的に投資を始める土台が自然にできていたのです。

なぜ生活防衛資金が必要なのか

① 投資資金を取り崩さなくて済む

生活防衛資金がない状態で投資を始めると、急な出費が発生したときに投資資金を売却する必要が出てきます。最悪なのは、暴落中に「お金が必要」という理由で売らざるを得ない状況です。生活防衛資金があれば、相場の状況に関係なく投資を継続できます。

② 暴落時に冷静でいられる

生活費が確保されている安心感は、投資の判断に直接影響します。「この現金があれば1年以上生活できる」という状態は、暴落時の狼狽売りを防ぐ心理的な支えになります。私がコロナショック時に狼狽売りしてしまったのも、当時の心理的な余裕のなさが一因だったと振り返っています。

③ 投資に集中できる

生活の不安がない状態は、長期投資を続けるための基盤です。毎月の給与から投資に回す金額を決め、残りで生活するというシンプルな仕組みが機能するのも、生活防衛資金があってこそです。

いくら確保すればいいのか

よく言われる目安は「生活費の6ヶ月分」ですが、状況によって変わります。

状況 目安 理由
会社員・共働き 3〜6ヶ月分 収入が安定しており、リスクが比較的低い
会社員・単独収入 6〜12ヶ月分 収入が止まると家庭全体に影響するため多めに確保
フリーランス・自営業 12ヶ月分以上 収入が不安定なため、厚めに確保が必要
住宅ローンあり 6〜12ヶ月分+ローン数ヶ月分 固定費が大きいためリスクが高い

私は現在12ヶ月分以上を確保しています。ITエンジニアとして会社員ですが、ポートフォリオの現金比率が高めになっているのも、暴落時の買い増し資金と生活防衛資金を兼ねているためです。

→ 現金比率が高い理由については「【ポートフォリオ公開】4,500万円の資産内訳」でも書いています。

生活防衛資金の置き場所

生活防衛資金は「すぐ引き出せること」が最優先です。株式や投資信託には置かないことが原則です。

置き場所 メリット デメリット
普通預金 いつでも引き出せる 金利がほぼゼロ
高金利普通預金(ネット銀行) 引き出しやすく金利もやや高い 金利は定期預金より低い
定期預金 普通預金より金利が高い 満期前の引き出しは金利が下がる

私は普通預金と定期預金に分けて管理しています。すぐに使う可能性がある分は普通預金、半年〜1年使わなくても良い分は定期預金に置いています。

投資を始めるタイミングとの関係

「生活防衛資金が貯まるまで投資を始めない方がいいのか」という疑問もあると思います。私の考えはこうです。

  • 生活防衛資金ゼロの状態で全力投資はリスクが高い:急な出費で投資を取り崩す可能性があるため
  • 完璧に貯まるまで待つ必要もない:少額の積立投資なら生活防衛資金を貯めながら並行して始めることも選択肢
  • 最低ラインは3ヶ月分:まず3ヶ月分の現金を確保してから、少額で積立を始めるのが現実的

まとめ

生活防衛資金とは、投資とは別に確保しておく万が一のための現金です。目安は生活費の6〜12ヶ月分で、状況によって変わります。

私は新卒からの貯金習慣のおかげで、意識せず生活防衛資金が確保できていました。投資を始める前に「最低3ヶ月分の現金があるか」を確認することが、長期投資を続けるための第一歩だと思っています。

→ 投資を始めた経緯については「私がインデックス投資だけにした理由」で詳しく書いています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

42歳のITエンジニア。投資で累計500万円の損失を経験後、
インデックス投資と倹約で金融資産4,500万円を達成。
失敗談と資産形成の記録を発信しています。

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