「毎日残業して、休日も仕事のことを考えて、それでも給料はほとんど変わらない」
そう感じたことはありませんか?
私は42歳のITエンジニアです。20代から必死に働いて、投資も勉強して、それでも一度は500万円を溶かしました。それでも今、資産4,500万円を積み上げて、サイドFIREという出口をリアルに設計しています。
この記事では、私がなぜサイドFIREを目指しているのか、そのリアルな数字と設計を全部お見せします。
・仕事量は増えているのに、昇給は雀の涙
・頑張れば頑張るほど、仕事が増えるだけ
・会社に振り回されて、自分の時間がない
・このまま65歳まで同じことを続けるのか…という閉塞感
この記事では、「お金で自分を守る」設計を、実体験とリアルな数字でお伝えします。
私がサイドFIREを目指す理由は、
仕事が嫌いだからではありません
「強制されない環境」を手に入れるために、資産という交渉力を積み上げています
目標7,000万円
42歳・独身・ITエンジニア
「頑張るほど損する」と気づいた日
私がエンジニアとして働き始めてから、ずっと感じていたことがあります。「真面目にやっていれば、いつか報われる」という感覚です。残業も厭わず、難しい案件も引き受け、後輩の面倒も見る。そうやって仕事の成果を上げていくことが正しい、当然のことなんだ。そうやって10年近く働いてきました。
でも、30歳近くになった時、気づいてしまったんです。
実際に私が経験した数字です。ある年、担当プロジェクトが増えて業務量は体感で1.4倍になりました。毎日12時間労働。休日も対応することがありました。その年の昇給額は、月数千円。年間で10万円にも満たない金額です。
残業代は出るとはいえ、それは「やった分だけ」です。勤続による給与の上昇、努力への正当な評価という点では、ほぼゼロと言ってよかった。
努力と報酬の非対称性
会社員の給与体系というのは、基本的に「年功序列+わずかな査定」で決まります。仮に査定で最高評価をもらっても、基本給の上昇幅は数千円〜2万円程度というのが多くの日本企業の現実です。
一方で、仕事の量や責任は青天井で増えていきます。できる人間に仕事が集中し、成果を出せば出すほど次の仕事が積まれる。「頑張ることで損をする構造」が、多くの職場に埋め込まれています。
これに気づいたとき、私は「会社への努力」より「資産への努力」にシフトすることを決めました。
3,000万円が私の交渉力になった話
これは、私のサイドFIRE計画において最も重要なエピソードです。
数年前、私は会社から異動の打診を受けました。条件として私が出したのは、「パワハラ気質の客とは関わらないこと」でした。異動先の事業所には以前から自分の部署の担当者を精神的に追い詰められることで有名な客先の担当者がおり、その担当者と関わるくらいなら異動は断ろうと思っていたからです。
会社はその条件を了承し、私は異動しました。
ところが2年後、そのパワハラ気質のお客さんが担当するプロジェクトを任されそうになりました。「あのとき約束したじゃないか」と言いましたが、強引な理屈で押し切ろうとしてきました。組織の論理というのはそういうものです。誰も責任を取らない。約束は形骸化する。
なぜ言えたのか。
そのとき、私の手元には3,000万円以上の金融資産がありました。「辞めても、しばらくは生きていける」という確信がありました。だから強気に言えた。それだけです。
お金があることで初めて自分を守れた
お金は「稼ぐもの」ではなく「守るもの」だと、多くの人は考えています。でも私が気づいたのは、お金は「交渉力」だということです。
資産がゼロなら、会社の理不尽を飲み込むしかありません。次の仕事が見つかるかわからない、生活費が払えなくなるかもしれない、そういう恐怖が人を縛ります。でも3,000万円あれば、少なくとも「嫌なことは嫌だ」と言える。
これが、私がサイドFIREを目指す一番の理由です。自由な時間よりも先に、「自分を守る権利」が欲しかった。
私がサイドFIREを選んだ理由(フルFIREじゃない)
「なぜフルFIREじゃないの?」と聞かれることがあります。
答えはシンプルで、「仕事自体は嫌いではないから」です。
私はテストエンジニアとして20年近く働いています。バグを見つけたとき、品質が上がったとき、チームに貢献できたとき、純粋に楽しいと感じる瞬間があります。スキルを使って問題を解決する仕事は、私にとって意味のある行為です。
私が嫌なのは、仕事そのものではありません。
- 締め切りまでに終わらない量を強制されること
- 理不尽な上司やハラスメントをかわせないこと
- どれだけ頑張っても昇給がほぼゼロなこと
- 自分のペースを完全に無視された働き方
この「強制」がなければ、仕事は続けたい。社会とのつながりも持ち続けたい。完全にリタイアして毎日何もしないというのは、むしろ私には向いていないと思っています。
私のサイドFIRE設計(現在進行形)
では、具体的にどう設計しているか。数字で説明します。
目標資産7,000万円の根拠
私の目標資産額は7,000万円です。この数字は、「4%ルール」を使って逆算しています。
4%ルールとは、資産の4%を毎年取り崩しても30年以上資産が持続するという、米国のトリニティ・スタディから導かれた経験則です。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 月の生活費(想定) | 25万円 | 独身・都内賃貸・旅行費込み |
| うち労働収入(月) | 10万円 | 週3〜4日・フリーランス想定 |
| 資産から必要な月額 | 15万円 | 25万円 − 10万円 |
| 資産から必要な年額 | 180万円 | 15万円 × 12ヶ月 |
| 必要資産(4%ルール) | 4,500万円〜 | 180万円 ÷ 0.04 |
4%ルール上の最低ラインは4,500万円ですが、私は日本の税制・インフレ・予期せぬ出費を考慮して、バッファとして7,000万円を目標に設定しています。現在4,500万円なので、あと2,500万円が目標です。
収入の3本柱
サイドFIRE後の収入は、以下の3本柱で設計しています。
| 収入源 | 月額(想定) | 補足 |
|---|---|---|
| ① 高配当ETFの配当 | 5〜8万円 | VYM・HDV等、配当利回り3〜4%想定 |
| ② インデックスの取り崩し | 5〜7万円 | eMAXIS Slim全世界等、年4%以内 |
| ③ 労働収入(フリーランス) | 10万円 | テストエンジニアとして週3〜4日 |
この3本柱により、「資産だけに依存しない」「でも会社員として縛られない」バランスを実現しようとしています。労働収入が月10万円あることで、資産の取り崩しペースを落とせるのも大きなメリットです。
500万円の損失がなければ、この設計はなかった
正直に言います。私は投資で500万円を溶かしています。
レバレッジ取引、個別株の集中投資。典型的な「焦りと欲望の失敗」です。損失が確定したとき、口座残高を見て頭が真っ白になりました。あの感覚は今でも覚えています。
「もうサイドFIREなんて無理だ」と思いました。
さらにその後、会社では嫌いな部署への異動が決まり、精神的にも追い詰められていました。お金も失い、仕事環境も最悪。「自分の人生、何をやっているんだろう」と、本気で思いました。
転職活動をしながら、副業を試みながら、お金の本を読みあさりました。インデックス投資に出会い、「長期・分散・低コスト」という原則を知り、「これなら不可能じゃない」と確信しました。
500万円の損失は痛かったです。でもあの失敗がなければ、今の投資設計はなかった。「失ってから学ぶ」のは遠回りですが、私の場合はそれがリアルな出発点でした。
サイドFIRE後の1日をイメージしてみた
「実際どんな生活になるの?」と聞かれるので、今イメージしているものを書いておきます。
サイドFIRE後の理想の1日(イメージ)
急がない朝。ゆっくり読書か散歩。今日の仕事量を自分で決める。
混んでいない時間帯に、好きなルートで歩く。これが最高の時間。
テストエンジニアとしてフリーランス案件。自分が受けた分だけ。締め切りは自分で設定。
遅くともこの時間には終わらせる。強制はない。残業は自分で選ぶ。
読書、料理、友人と会う、旅行の計画。「何もしなくていい時間」があるだけで、人生の質は変わる。
豪華ではありません。でも、「誰かに強制されない1日」というのがどれだけ価値があるか、今の私には想像するだけで力が湧いてきます。
よくある質問
まとめ:お金は「稼ぐもの」より「守るもの」
- 「頑張るほど損する」会社の構造に気づいたとき、努力の方向を資産形成にシフトした
- 3,000万円という資産が、理不尽な指示を断る交渉力になった
- サイドFIREの目標は「仕事をやめること」ではなく「強制されない状態を手に入れること」
- 目標7,000万円、現在4,500万円。4%ルール+3本柱で設計中
- 500万円の損失があったからこそ、今の設計にたどり着いた
お金は夢を叶えるためだけではなく、自分を守るためにある。その確信が、私を動かし続けています。
証券口座の開設から
インデックス投資・高配当ETFを始めるなら、コストが低く使いやすい口座が必須です。
私が実際に使っているのはSBI証券と楽天証券です。
※口座開設・維持費は無料です。私の体験をもとに紹介しています。

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