暴落時の買い増し判断基準|10%下落ごとに余剰資金10%を投入するルールを作った理由

※当記事の情報は投資助言を目的としたものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

目次

この記事で伝えたいこと

私は現在、暴落時の買い増しについて明確なルールを決めています。「オルカン・S&P500の価格が10%下がるたびに、投資余剰資金の10%を追加投入する」というルールです。

このルールを作ったのは、2020年のコロナショックで積立インデックスをほぼ底値で狼狽売りしてしまった反省からです。この記事では、ルールを作った経緯・具体的な内容・2025年4月のトランプ関税ショックでの実践結果を正直に書きます。

ルールを作る前の失敗:コロナショックで底値売りした

2020年3月、コロナショックで相場が急落したとき、私は積立インデックスファンドをほぼ底値で売ってしまいました。「まだ下がる」という恐怖に負けた判断です。その後すぐに相場は回復し、売らずに持ち続けていた場合と比べて大きな機会損失になりました。

このとき気づいたのは、「暴落時にどう動くか」を事前に決めていなかったことが問題だったということです。その場の感情で判断すると、必ず後悔する行動をとってしまいます。

→ 詳しくは「コロナショックで積立インデックスファンドをほぼ底値で狼狽売りした話」に書いています。

私の暴落時買い増しルール

コロナショックの失敗を踏まえて、以下のルールを決めました。

項目内容
対象ファンドeMAXIS Slim オルカン・eMAXIS Slim S&P500
トリガー基準価額が直近高値から10%下落するたびに
投入額投資余剰資金の10%
通常の積立変更なし・淡々と継続
売却どれだけ下がっても売らない

ルールのポイント:「余剰資金の10%」にした理由

「全力で買い増す」ではなく「余剰資金の10%ずつ」にしたのには理由があります。暴落がどこで底を打つかは誰にもわかりません。10%下落で全力投入してしまうと、さらに20%・30%と下落したときに追加資金がなくなります。

10%ずつ段階的に投入することで、底値付近で複数回買い増せる可能性が高まります。また「まだ資金が残っている」という安心感が、保有継続の心理的な支えにもなります。

ルールのポイント:「売らない」を明文化した理由

コロナショックの失敗から、「どれだけ下がっても売らない」というルールも明文化しました。売却の判断基準を持たないことで、下落局面での感情的な売りを防ぎます。生活防衛資金(生活費の6ヶ月分)を別で確保しているため、投資資金を取り崩す必要がない状態にしてあることが前提です。

2025年4月:トランプ関税ショックでの実践

このルールを初めて本格的に実践したのが、2025年4月のトランプ政権による関税政策の発表をきっかけとした急落です。

実施内容詳細
オルカン・S&P500の積立額一時的に増額して追加投入
高配当ETFVYMを約8万円分追加購入
狼狽売りなし

コロナショックのときと違い、今回は事前にルールを決めていたため「下落したら買い増す」という行動が自然にとれました。相場が怖いという感覚はありましたが、「ルール通りに動く」という判断軸があることで、感情に流されずに済みました。

VYMは現時点で含み益が出ています。ただし「結果が良かった」ことよりも、「ルール通りに動けた」ことの方が重要だと思っています。結果は運次第ですが、プロセスは自分でコントロールできるからです。

なお私の資産推移グラフで2025年後半にかけて資産が伸びている背景のひとつには、このトランプ関税ショック時の買い増しが貢献しています。暴落局面で売らずに買い増したことが、その後の回復で資産増加につながりました。

→ 資産推移の詳細は「【資産公開】500万円を溶かしてから4,500万円になるまでの10年間の記録」のグラフで確認できます。

コロナショックとトランプ関税ショックの比較

項目コロナショック(2020年3月)トランプ関税ショック(2025年4月)
事前ルールなしあり
とった行動底値付近で狼狽売り積立増額・ETF追加購入
感情状態恐怖に支配された怖いがルール通りに動けた
結果大きな機会損失含み益(現時点)

同じ「暴落」でも、事前にルールがあるかどうかで行動がまったく変わりました。

このルールの注意点

  • 生活防衛資金の確保が前提:投資余剰資金を買い増しに使えるのは、生活費6ヶ月分の現金を別で確保しているからです。生活防衛資金がない状態での買い増しはリスクが高いです
  • 底値は誰にもわからない:10%下落で買い増しても、さらに下落し続ける可能性があります。段階的に投入することでリスクを分散しています
  • 通常の積立を止めない:買い増しはあくまで「プラスアルファ」です。通常の積立を止めてまで買い増しする必要はありません

まとめ

私の暴落時買い増しルールは「オルカン・S&P500が10%下落するたびに余剰資金の10%を追加投入、通常積立は継続、売却はしない」というシンプルなものです。

重要なのはルールの内容よりも「事前に決めておくこと」です。暴落局面で感情的にならず行動するために、自分なりのルールを持っておくことが大切だと思っています。

→ 資産形成の全体像については「【資産公開】500万円を溶かしてから4,500万円になるまでの10年間の記録」で詳しく書いています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

42歳のITエンジニア。投資で累計500万円の損失を経験後、
インデックス投資と倹約で金融資産4,500万円を達成。
失敗談と資産形成の記録を発信しています。

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