NISAはやめとけ?500万円溶かした僕が出した結論【やるべき人・やめるべき人】
「NISAって危険じゃないの?損することもあるんでしょ?」
「失敗した人の話を聞いてから決めたい」
「よく分からないまま始めて損したら怖い」
——その不安、正しいです。僕も同じ不安を持っていました。そして実際に500万円以上を失いました。だからこそ、正直に話せることがあります。
「NISAはやめとけ」という声をネットで見て、不安になっている方は多いと思います。 僕自身、投資で500万円以上を失った経験があります。 でも今は、その失敗を踏まえた上でNISAを続けています。
この記事では「やめとけ」という声が出る理由、僕自身の失敗の原因、そして本当にやめるべき人・やるべき人を、体験ベースで正直に書きます。
僕が実際にやらかした投資失敗の詳細を、金額・銘柄・心理状態まで包み隠さず書いています。
→ 失敗談を読むNISAはやめとけと言われる理由
「やめとけ」という声には、それなりの根拠があります。全部デタラメではありません。 ただ、理由を正しく理解すると「だからNISA全体が危険」という話ではないことが分かります。
NISAは「利益が非課税になる口座」であって、「損しない制度」ではありません。投資信託や株式は価格が変動するため、タイミングによっては元本を下回る「元本割れ」が起こります。これは事実です。ただし、長期の積立投資では、時間が経つほど元本割れのリスクは下がる傾向があります。
NISAに限らず、投資全般に損のリスクはあります。「NISAだから安全」という誤解をしたまま始めると、想定外の損失に驚いて感情的な判断をしやすくなります。「損する可能性がある」という前提を理解した上で始めることが必要です。
「なんとなく始めた」「人に勧められた」「流行っているから」という理由で始めると、暴落のときに正しい判断ができません。何を買っているのか、なぜ積み立てるのかを理解していない人が、感情的な売買をして損失を出しています。これが「やめとけ」という声が生まれる最大の原因です。
実際に500万円溶かした僕の結論
僕が失った金額の内訳は以下です。全部、「NISAが原因」ではありません。
NISAが悪かったのではなく、「やり方」が完全に間違っていた
サイバーダイン株を買ったとき、僕は「革新的な会社だから上がるはず」という根拠のない確信だけで動いていました。 下がっても「いつか戻る」と思い込み、ナンピンを繰り返した結果、404万円を投じて342万円を失いました。
レバレッジETFの短期売買では「損を取り戻したい」という焦りで動いて、16回の取引でさらに119万円を失いました。 コロナショックでは「もっと下がる」という恐怖で積立ファンドを底値付近で売ってしまいました。
全部、感情で動いていた結果です。NISAという制度のせいではありません。 使った口座の種類ではなく、「どんな判断をしたか」が問題でした。
失敗の原因を一言で言えば、「感情バグ」です。 欲・恐怖・焦りが、正しいはずの判断を上書きしてしまう。 これは意志の弱さの問題ではなく、人間なら誰でも持っている心理的な構造です。
NISAで失敗する人の共通点「感情バグ」とは
僕が失敗した原因でもある「感情バグ」。これは投資で失敗する人ほぼ全員に共通しています。 感情バグとは、焦り・欲・恐怖が正常な判断を上書きしてしまう心理的な状態のことです。
NISAは長期投資の制度です。「始めて3ヶ月で増えていない、意味ない」と感じて別の商品に乗り換えたり、より高リスクな商品に手を出したりします。欲のバグが「早く増やしたい」という焦りを生み、長期投資のルールを壊します。
積立投資において、暴落は「安く買えるチャンス」です。でも、実際に含み損が膨らむと「もっと下がったらどうしよう」という恐怖が判断を支配します。僕もコロナショックでこれをやりました。底値で売るという最悪のタイミングで損失を確定させました。
「この調子なら個別株も行けそう」「レバレッジを使えばもっと増やせる」という過信が、リスクの高い商品への移行を促します。好調な相場が感情バグを刺激して、ルールから外れた行動を正当化してしまいます。
この3つの感情バグは、「意志が強ければ防げる」ものではありません。 感情が入り込まない「仕組み」を作ることが唯一の解決策です。 具体的には、毎月自動で積み立てる設定にして、自分が判断する場面を極力なくすことです。
逆に、NISAをやるべき人
「感情バグに気をつければいい」とは言いましたが、より具体的にどんな人に向いているかをまとめます。
NISAは長期投資のための制度です。「5年以上は引き出さなくていいお金」で積み立てる前提があれば、短期の値動きに一喜一憂する必要がなくなります。投資期間が長いほど、リスクは下がり、複利の力が働きます。
積立投資において最大の敵は暴落ではなく、暴落時に売ってしまう自分自身です。「どれだけ下がっても、積立は止めない」というルールを事前に決めておき、守れる人ほどNISAの恩恵を最大限に受けられます。
毎月自動積立を設定して「判断しない」状態を作れる人が向いています。「感情で動かない強い意志」よりも「感情が入り込まない仕組みを設計する」という発想の方が現実的です。仕組みさえ作れれば、誰でもNISAを正しく使えます。
では、「やめるべき人」はいるのでしょうか。
- 生活費を切り詰めてまで積み立てようとしている人(まず生活防衛資金が先)
- 「短期で増やしたい」という目的がある人(NISAの設計と合わない)
- 個別株やレバレッジ商品をNISA口座で買おうとしている人(リスクが高い)
これらは「NISAをやめるべき」というより、「今のやり方を変えれば始められる」状態です。 生活防衛資金(生活費の6ヶ月分)が確保できていて、長期積立の目的があれば、ほとんどの人はNISAを始めるべきです。
じゃあ、NISAで何を買えばいいのか
「やるべき人に当てはまった。では何を買えばいいのか」という疑問に、一言で答えます。
世界約50カ国・約2,800社に分散投資できる商品で、コストが低く、長期積立に最も向いています。 「何を選ぶか」で悩んで動けないなら、オルカン1本を選ぶだけで迷いは消えます。
詳しい理由と選び方は、以下の記事でまとめています。
オルカンをすすめる3つの理由・S&P500との違い・やってはいけないNG選び方まで、シンプルに解説しています。
→ 何を買えばいいか確認するまとめ|NISAはやめとけではなく「設計ミスが危険」
この記事を通じて伝えたかったことを3点にまとめます。
- NISAそのものは危険ではない。「感情バグを放置した使い方」が危険なだけ。僕が500万円を失ったのも、NISAが悪かったのではなく、感情で動いた結果です。
- 感情バグは意志で克服できない。「仕組みで封じる」しかない。毎月自動積立を設定して、相場を見ながら判断する場面を極力なくすことが正解です。
- 「やめとけ」より「正しく設計して始める」が答え。長期・積立・分散という3原則を守り、感情バグが入り込まない仕組みを作れば、NISAは強力な資産形成ツールになります。
500万円の失敗を経て、今の僕の金融資産は4,500万円を超えています。 正しいやり方に切り替えた結果です。NISAはやめとけではなく、設計を正しくすれば機能する制度です。
NISAは「始めるまで」が一番難しいです
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