この記事で伝えたいこと
2015〜2016年、私は日経平均レバレッジ上場投信(1570)を中心にスイングトレードを行い、合計約119万円の損失を出しました。
2015年は6回取引して損益は約-27万円。2016年は10回取引して約-92万円。2年間で16回取引した結果です。勝ちトレードの利益合計は約28万円でしたが、負けトレードの損失合計は約147万円でした。
勝率が高くても、損失額が利益額を大きく上回れば、トータルは大きなマイナスになります。これがスイングトレードの怖さです。
なぜレバレッジETFを買ったのか
当時、アベノミクス以降の日経平均は長期的に右肩上がりでした。私は「勝っている相場なら上がり続けるはず」という単純な考えで、日経平均レバレッジ上場投信(1570)に目をつけました。
レバレッジETFは日経平均の値動きの2倍の動きをします。上がれば通常の2倍の利益、下がれば2倍の損失です。しかし当時の私はこのリスクを軽視していました。「アベノミクスで上がり続けているから大丈夫」という根拠のない自信がありました。
実際には、アベノミクスによる爆発的な上昇はすでに落ち着いており、株価は横ばい〜下降局面に入っていました。上昇トレンドが続くという前提自体が間違っていたのです。
2015年の取引記録
| 回 | 銘柄 | 買値 | 株数 | 証券会社 | 売値 | 損益 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 日経平均レバレッジ上場投信(1570) | 14,825円 | 200株 | SBI | 15,480円 | +131,000円 |
| 2回目 | 日経平均レバレッジ上場投信(1570) | 14,400円 | 400株 | SBI | 13,500円 | -360,000円 |
| 3回目 | アシックス(7936) | 3,600円 | 300株 | SBI | 3,380円 | -66,000円 |
| 4回目 | 日経平均ダブルインバース(1357) | 2,829円 | 50株 | SBI | 2,720円 | -5,450円 |
| 5回目 | 日経平均レバレッジ上場投信(1570) | 16,057円 | 20株 | SBI | 16,607円 | +11,000円 |
| 6回目 | 日経平均レバレッジ上場投信(1570) | 16,057円 | 40株 | SBI | 16,500円 | +17,720円 |
| 2015年合計 | – | – | – | – | – | -271,730円 |
2回目の取引で400株・36万円の損失が最大です。1回目で13万円の利益を出したことで「自分はトレードで勝てる」という過信が生まれ、2回目に株数を一気に増やしたことが裏目に出ました。
4回目には下落を見越してダブルインバース(下落時に利益が出るETF)を購入しましたが、これも読みが外れて損失になっています。
2016年の取引記録
| 回 | 買値 | 株数 | 売値 | 損益 |
|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 14,511円 | 50株 | 14,990円 | +23,950円 |
| 2回目 | 14,334円 | 50株 | 14,340円 | +300円 |
| 3回目 | 13,497円 | 100株 | 11,400円 | -209,700円 |
| 4回目 | 13,497円 | 50株 | 12,150円 | -67,350円 |
| 5回目 | 13,497円 | 50株 | 12,250円 | -62,350円 |
| 6回目 | 12,548円 | 300株 | 11,590円 | -287,400円 |
| 7回目 | 13,111円 | 100株 | 12,020円 | -109,100円 |
| 8回目 | 12,548円 | 100株 | 10,500円 | -204,800円 |
| 9回目 | 12,548円 | 50株 | 10,700円 | -92,400円 |
| 10回目 | 11,070円 | 225株 | 11,503円 | +87,625円 |
| 2016年合計 | – | – | – | -920,525円 |
2年間の総括
| 年 | 取引回数 | 損益 |
|---|---|---|
| 2015年 | 6回 | -271,730円 |
| 2016年 | 10回 | -920,525円 |
| 合計 | 16回 | -1,192,255円(約119万円) |
取引を振り返って気づいたこと
勝ちトレードは小さく、負けトレードは大きい
2年間で勝ったトレードの利益合計は約28万円。しかし負けたトレードの損失合計は約147万円でした。勝ちトレードは早めに利確し、負けトレードはズルズルと損失を拡大させていました。これはトレードの典型的な失敗パターンです。
負けが続くと株数を増やしてしまった
2015年の2回目で400株、2016年の6回目で300株と、損失が続く中で株数が増えています。「取り返そう」という焦りが、リスクをさらに拡大させていました。
損切りラインを決めていなかった
購入前に「いくらになったら損切りするか」を決めていませんでした。そのため、含み損が出ても「まだ戻るかもしれない」と待ち続け、損失が膨らみました。
レバレッジETFの危険性
- 値動きが2倍:利益も損失も通常の2倍になる
- 逓減効果:横ばい相場が続くと、レバレッジETFは価値が徐々に目減りしていく
- 長期保有に不向き:短期トレード向けの商品であり、塩漬けには向かない
私はこれらのリスクを理解せずに購入していました。「日経平均が上がれば儲かる」という単純な理解だけで、レバレッジ商品特有のリスクを全く考慮していなかったのです。
失敗の本質
この失敗を一言で表すなら「根拠のないトレードを感情で繰り返した」です。
- 購入基準がなかった(上がっているから買っただけ)
- 損切りラインを決めていなかった
- 損失が出ると取り返そうとして株数を増やした
- レバレッジETFのリスクを理解していなかった
この失敗から学んだこと
この経験を経て、私はレバレッジ商品には一切手を出さないことを決めました。またスイングトレードのような短期売買は、プロや専業トレーダーが有利な世界です。本業を持ちながら片手間でやれるものではないと痛感しました。
地道なインデックス投資への切り替えを決意した大きな理由の一つです。
→ インデックス投資に切り替えた理由は「私がインデックス投資だけにした理由」で書いています。
まとめ
日経平均レバレッジETFを中心としたスイングトレードを2015〜2016年に16回行い、合計約119万円を失いました。この経験から学んだことは以下です。
- 購入前に明確な基準(なぜ買うのか・いくらで売るのか)を決める
- 損切りラインを必ず設定する
- 損失を取り返そうとしてリスクを拡大しない
- レバレッジ商品のリスクを正しく理解する
- 短期トレードは素人が勝ち続けられる世界ではない
最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント
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