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こんな経験はありませんか?
「レバレッジETFなら短期間で大きく稼げると思っていた」
「1回勝てたから、次は株数を増やして挑んだら大損した」
「トレードで勝ち続けるはずが、気づけばトータルマイナスだった」
私がまさにそうでした。2015〜2016年に日経平均レバレッジ上場投信(1570)を中心に16回トレードし、119万円を溶かしました。
このブログ「投資で500万円溶かしたITエンジニアの再設計ノート」を運営している関(42歳)です。
私の投資失敗は個別株だけではありません。スイングトレードでもレバレッジETFでも、同じ「感情的判断」のパターンで資産を減らし続けました。この記事では16回分の取引記録を全て公開しながら、失敗の心理プロセスを解説します。
この記事の結論
スイングトレードは「勝率」ではなく「損益比率」で決まる。
負けトレードの損失が勝ちトレードの利益を超えれば、どれだけ勝率が高くても必ず負ける。
私の16回の取引:勝ち 約28万円 / 負け 約147万円 → 合計▲119万円
なぜレバレッジETFを選んだのか:「上がり続ける相場」という幻想
2015年当時、アベノミクスによる株価上昇は一般にも知られており、「日本株は上がり続けている」という雰囲気が漂っていました。私はITエンジニアとして普通に給料をもらいながら、「もう少し効率よくお金を増やしたい」という欲求を持っていました。
そこで目をつけたのが日経平均レバレッジ上場投信(証券コード:1570)。日経平均の値動きの2倍を目指す設計のETFです。「日経平均が上がるのは分かっている。だったら2倍の利益が出るこれを短期で売買すれば効率的では?」という発想でした。
また、アベノミクスによる急激な上昇フェーズはすでに2013〜2014年に終わっており、2015年は横ばい〜調整局面に入っていました。「上がり続ける前提」自体が間違いだったのです。
2015年:最初の勝ちが判断を狂わせた
1回目のトレードは14,825円で200株購入し、15,480円で売却。約13万円の利益でした。これが全ての元凶でした。
「やっぱり短期売買で稼げる」という過信が生まれ、2回目は一気に400株に増量。しかし相場は下落し、36万円の損失。1回の勝ちで得た13万円が、1回の負けで吹き飛ぶどころかさらにマイナスになりました。
2015年の取引記録(全6回)
| 回 | 銘柄 | 買値 | 株数 | 売値 | 損益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 日経レバ(1570) | 14,825円 | 200株 | 15,480円 | +131,000円 |
| 2回目 | 日経レバ(1570) | 14,400円 | 400株 | 13,500円 | -360,000円 |
| 3回目 | アシックス(7936) | 3,600円 | 300株 | 3,380円 | -66,000円 |
| 4回目 | 日経ダブルインバース(1357) | 2,829円 | 50株 | 2,720円 | -5,450円 |
| 5回目 | 日経レバ(1570) | 16,057円 | 20株 | 16,607円 | +11,000円 |
| 6回目 | 日経レバ(1570) | 16,057円 | 40株 | 16,500円 | +17,720円 |
| 2015年合計 | -271,730円 | ||||
2016年:傷口をさらに広げた10回のトレード
2015年に27万円の損失を出しながら、なぜ2016年も続けたのか。当時の私の論理は「まだ取り返せる。2016年は慎重にやれば挽回できる」でした。
しかし2016年には英国のEU離脱(ブレグジット)投票など、相場の波乱要因が続きました。そして「損失を取り戻したい」という焦りが判断を一層歪め、6回目に300株という大量購入をして29万円の損失を出しました。
2016年の取引記録(全10回)
| 回 | 買値 | 株数 | 売値 | 損益 |
|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 14,511円 | 50株 | 14,990円 | +23,950円 |
| 2回目 | 14,334円 | 50株 | 14,340円 | +300円 |
| 3回目 | 13,497円 | 100株 | 11,400円 | -209,700円 |
| 4回目 | 13,497円 | 50株 | 12,150円 | -67,350円 |
| 5回目 | 13,497円 | 50株 | 12,250円 | -62,350円 |
| 6回目 | 12,548円 | 300株 | 11,590円 | -287,400円 |
| 7回目 | 13,111円 | 100株 | 12,020円 | -109,100円 |
| 8回目 | 12,750円 | 100株 | 12,500円 | -25,000円 |
| 9回目 | 16,325円 | 50株 | 16,180円 | -7,250円 |
| 10回目 | 17,000円 | 100株 | 17,145円 | +14,500円 |
| 2016年合計 | -722,400円 | |||
2年間の総括:勝率より損益比率が全て
16回トレードの全体集計
| 総トレード数 | 16回 |
| 勝ちトレード | 6回(+28万円) |
| 負けトレード | 10回(-147万円) |
| トータル損益 | ▲119万円 |
勝率は6/16=37.5%でした。しかしこの数字は無意味です。勝ちトレードは小さく、負けトレードは大きい——これがトレーダーとして最も避けるべきパターンです。
プロのトレーダーが口を揃えて言うのは「損小利大」。損切りを小さく、利確を大きくするルールを守ることで、勝率が低くてもトータルでプラスになります。私は正反対——損大利小のパターンを16回繰り返しました。
失敗の根本原因:スイングトレードには「仕組み」が必要
私のトレードに欠けていた3つのルール
- 損切りライン:「〇〇円になったら必ず売る」という事前ルールがなかった
- ポジションサイジング:損失後に株数を増やす「倍返し」発想が逆効果
- トレード停止基準:「月の損失が〇万円を超えたら止める」という限界設定がなかった
この失敗を経て、私はスイングトレードを完全にやめました。2016年末以降、個別株・ETFトレードには一切手を出していません。現在は全資産をインデックスファンドの積立に切り替え、投資信託の含み益は770万円になっています。
よくある質問(FAQ)
まとめ:119万円が教えてくれたこと
- 最初の勝ちが最大の罠。過信が生まれると判断が歪む
- スイングトレードは「勝率」より「損益比率」が全て
- レバレッジETFは長期保有・横ばい相場には向かない
- 損切りルールのないトレードはギャンブルと変わらない
- 「取り返そう」という発想が、さらなる損失を生む
- 正しい投資に切り替えた方が、取り返すより早い
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コメント
コメント一覧 (4件)
[…] レバレッジETFで92万円を溶かした話 […]
[…] → 詳しくは「個別株で342万円を溶かした体験談」「日経平均レバレッジETFのスイングトレードで119万円を溶かした話」に書いています。 […]
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[…] 日経平均レバレッジETFのスイングトレードで119万円を溶かした話 […]