コロナショックで積立インデックスファンドをほぼ底値で狼狽売りした話

目次

この記事で伝えたいこと

2020年のコロナショックで、私は積立投資していたインデックスファンドをほぼ底値で売却しました。

売却した商品と金額は以下の通りです。

口座商品売却金額(概算)
特定口座世界経済インデックスファンド約30万円
企業型DCsmtam外株インデックスL約150万円
合計約180万円

売った瞬間は安心しました。しかし約半年後にはコロナショックからほぼ回復。私がほぼ底値で売っていたことが判明しました。

しかも企業型DCの売却資金を再びリスク資産に変換するまで、3年もかかってしまいました。

この記事では「売るのは一瞬、買い戻すのは難しい」という失敗の教訓をありのままに書きます。

コロナショック前の状況

2020年のコロナショック以前、私は個別株での失敗(サイバーダイン・さくらインターネット・レバレッジETF)を経て、インデックスファンドの積立投資に切り替えていました。

特定口座では世界経済インデックスファンドを約2年間積み立て、企業型DCでは外株インデックスファンドを運用していました。個別株の失敗から学んで、ようやく正しい方向に進んでいたはずでした。

なぜ売ってしまったのか

2020年2〜3月、新型コロナウイルスの感染拡大とともに相場は急落しました。

私の頭をよぎったのは、2008年のリーマンショックの記憶でした。

「リーマンショックは回復まで数年かかった。コロナショックも同じように長引くのではないか。今のうちに売っておいた方が損失を抑えられる。」

この考えが売却の引き金でした。インデックス投資の基本である「暴落でも売らない・積み立て続ける」というルールを、パニックの中で忘れてしまったのです。

売却後の経緯

売った瞬間は安心した

売却した直後は、正直ほっとしました。「これ以上損失が拡大しない」という安心感でした。含み損を抱えたまま相場の動きを毎日気にするストレスから解放された気がしました。

しかしこの「安心感」こそが、狼狽売りの罠です。

約半年で相場は回復した

コロナショックによる相場の底は2020年3月下旬でした。その後、相場は驚異的なスピードで回復し、約半年後の2020年末にはほぼコロナ前の水準に戻っていました。

私が売却したタイミングはほぼ底値でした。リーマンショックとは異なり、コロナショックからの回復は非常に速かったのです。

特定口座は比較的早く再開できた

特定口座については、2020年末から新たにeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の積立を開始しました。商品は変わりましたが、売却からの再開まで時間はそれほどかかりませんでした。

企業型DCは再投資まで3年かかった

問題は企業型DCでした。売却後に現金になったものを、再びリスク資産に変換するタイミングを計り続けました。

「もう少し下がってから買おう」「今は高すぎる」と考え続けた結果、全額をリスク資産に変換するまで3年もかかってしまいました。

その間、相場は上昇し続けました。タイミングを計ろうとした3年間は、ただ機会損失を生み出し続けた期間でした。

失敗の本質:タイミングを読もうとした

この失敗の本質は「相場のタイミングを読もうとしたこと」です。

売るときも「今が売り時」と判断し、買い戻すときも「今が買い時かどうか」を考え続けました。しかし相場のタイミングをプロでも正確に読むことはできません。

インデックス積立投資の最大の強みは「タイミングを考えなくていい」ことです。毎月決まった金額を機械的に積み立てることで、高値掴みのリスクを分散できます。

暴落時に売却することは、この最大の強みを自ら捨てる行為でした。

この失敗から学んだこと

コロナショックの狼狽売りを経て、私は以下を徹底することにしました。

  • 暴落時こそ売らない:インデックス積立は「何があっても続ける」がルール
  • タイミングを計らない:「今が買い時かどうか」を考えない。決めた日に決めた金額を買うだけ
  • 過去の暴落と比較しない:リーマンショックとコロナショックは別物。過去のパターンを当てはめるのは危険
  • DCも同じルールで運用する:特定口座と企業型DCで判断基準を変えない

2020年末からeMAXIS Slim オルカン・S&P500の積立を再開し、米国高配当株ETF(SPYD・HDV)も追加しました。現在まで継続しています。

→ インデックス投資に完全に切り替えた経緯は「私がインデックス投資だけにした理由」で書いています。

まとめ

コロナショックの狼狽売りから学んだことを一言で表すなら「売るのは一瞬、買い戻すのは難しい」です。

特定口座は比較的早く再開できましたが、企業型DCの再投資には3年かかりました。タイミングを計ろうとする心理が、いかに長期間にわたって判断を歪め続けるかを身をもって経験しました。

インデックス積立投資は「何も考えずに続けること」が最強の戦略です。暴落は怖いですが、売らずに積み立て続けることが長期的には最も合理的な選択です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

42歳のITエンジニア。投資で累計500万円の損失を経験後、
インデックス投資と倹約で金融資産4,500万円を達成。
失敗談と資産形成の記録を発信しています。

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