この記事で伝えたいこと
私はさくらインターネット株に約154万円を投資し、最終的に約58万円の損失を出しました。
しかし本当の痛みは損失額ではありません。売却した数ヶ月後、株価は買値の5倍以上に上昇しました。売らずに持ち続けていれば、600万円以上の利益になっていた計算です。
この記事では「恐怖で手放す」という失敗のパターンをありのままに書きます。
購入時の状況
2016年、さくらインターネットの株価は急騰していました。長年300円以下で推移していた株価が、わずかな期間で2,000円近くまで高騰していたのです。
私はこの動きを見て「この波に乗れば儲かる」と考え、最高値付近の1,931円で800株(約154万円)を購入しました。
購入の根拠はそれだけでした。なぜ上がっているのか、今後どうなるのかを一切調べていませんでした。損切りラインも利確ラインも決めていませんでした。
購入後の経緯
購入直後から下落
購入したタイミングがほぼ最高値でした。そこから株価は下がる一方でした。
しかし売れませんでした。理由は単純です。「今売ると損失が確定する」という感情に勝てなかっただけです。
損切りのルールを決めていなかったので、売るタイミングを合理的に判断できる基準が何もありませんでした。
数年間の塩漬け
その後、株価は買値の4分の1程度まで下落しました。含み損が膨らむにつれ、現実から目を背けるように株価を確認しなくなりました。
数年間、ただ放置し続けました。売る・損失を確定するという判断から逃げていただけでした。
2024年、株価が回復→売却
2024年、さくらインターネットの株価が再び上昇しました。1,200円程度まで回復したタイミングで、前回のサイバーダインの教訓を活かし「買値以上への回復は期待しない」と判断して売却しました。
損益は以下の通りです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 投資金額(1,931円 × 800株) | 約154万円 |
| 売却金額(1,200円 × 800株) | 約96万円 |
| 損失額 | 約58万円 |
サイバーダインの失敗と比べれば損失額は小さく、今回は「感情に流されず売却できた」と思っていました。
売却後、株価は10,000円を突破
しかし売却から数ヶ月後、さくらインターネットの株価はさらに上昇を続け、10,000円を超えました。買値1,931円の5倍以上です。
売らずに持ち続けていた場合の損益を計算すると、800万円以上の利益になっていました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| もし10,000円で売っていたら(10,000円 × 800株) | 約800万円 |
| 投資金額 | 約154万円 |
| 逃した利益 | 約646万円 |
実際の損失58万円に加え、逃した利益646万円。合計すると700万円以上の差がありました。
失敗の本質:恐怖で手放す
この失敗は前回のサイバーダインとは逆のパターンです。
サイバーダインは「損失確定への恐怖で売れなかった」失敗でした。さくらインターネットは「やっと売れた」と思ったら、その後大きく上昇した失敗です。
共通しているのは、どちらも「合理的な基準なく、感情で判断していた」という点です。
- 損切りラインを決めていなかったから、含み損を何年も放置した
- 利確ラインを決めていなかったから、適切なタイミングで売れなかった
- 「1,200円まで戻ったから売る」という判断も、合理的な根拠ではなく「もう疲れた」という感情だった
この失敗から学んだこと
この経験で改めて痛感したのは、「個別株は買うタイミングより売るタイミングの方が難しい」ということです。
どれだけ良い銘柄を買っても、売り時を間違えれば利益にならない。逆に悪いタイミングで売れば、大きな利益を逃す。
私はこの2つの失敗を経て、売買タイミングを自分で判断しなくていいインデックス投資に完全に切り替えることを決めました。
→ インデックス投資に切り替えた理由は「私がインデックス投資だけにした理由」で書いています。
まとめ
さくらインターネットの失敗を一言で表すなら「判断基準がないまま、感情で売買した」です。
損失が58万円で済んだのは結果論であり、判断のプロセスは完全に間違っていました。売却後に株価が10倍になったことは、今でも悔やむというより「自分の投資スタイルへの向き合い方が間違っていた」という教訓として受け止めています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント
コメント一覧 (4件)
[…] → 各失敗の詳細はこちら:・個別株で342万円を溶かした体験談・さくらインターネット株を底値で売った話・レバレッジETFで92万円を溶かした話・コロナショックで狼狽売りした話 […]
[…] さくらインターネット株を塩漬けした話 […]
[…] […]
[…] […]