この記事で伝えたいこと
私はCYBERDYNE(サイバーダイン)株に約404万円を投資し、最終的に342万円の損失を出しました。
高値掴み・ナンピン・塩漬けという、投資でやってはいけないことを全てやった末の結果です。
この記事では、当時の心理状態と判断の誤りをありのままに書きます。同じ失敗をしないための参考にしていただければ幸いです。
購入時の状況
2016年当時、私はサラリーマンという働き方に強い閉塞感を感じていました。「早くお金を作って経済的自由を手に入れたい」という気持ちが強く、個別株投資を始めたばかりでした。
CYBERDYNEを選んだ理由は以下の通りです。
- HAL(ロボットスーツ)という革新的な製品を開発していた
- 社会的意義のある会社だと感じた
- 株価が急騰していた
今振り返ると、PERもPBRも知らない状態で、ファンダメンタルズ分析は一切していませんでした。「良い会社だから上がるはず」という根拠のない期待だけで、株価2,000円程度で購入しました。
購入後の経緯
一時は含み益に
購入後、株価は2,500円近くまで上昇しました。含み益が出ていましたが、「まだ上がるはず」という欲が出て売れませんでした。
これが最初の判断ミスでした。利確のルールを持っていなかったのです。
下落→ナンピン
その後、株価は買値を下回り含み損に転落しました。1,500円前後まで下がったところで「ここが底だろう」と判断し、ナンピン(買い増し)をしました。
ナンピンの根拠は「下がったから」というだけで、合理的な理由は何もありませんでした。希望的観測で行動していました。
結果、平均取得単価は1,927円。2,100株(総額約404万円)となっていました。
塩漬けへ
その後も株価は下落を続け、1,000円を割り込みました。含み損が膨らむにつれ、毎日確認していた株価アプリを次第に開かなくなりました。現実から目を背けていたのです。
こうして数年間、塩漬け状態が続きました。
回復→再び欲が出る→さらに下落
数年後、好材料が出て株価が1,800円程度まで回復しました。「買値近くまで戻ったら売ろう」と考えましたが、またしても欲が出て待ち続けました。
しかしここがピークで、株価は再び下落に転じました。
最終的に300円で売却
さらに塩漬けを続けた結果、株価は300円まで下落しました。買値1,927円からの下落率は約84%です。
最終的な損益は以下の通りです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 投資金額(買値1,927円 × 2,100株) | 約404万円 |
| 売却金額(売値300円 × 2,100株) | 約63万円 |
| 損失額 | 約342万円 |
失敗の本質:3つの判断ミス
① 根拠のない購入
「良い会社だから上がるはず」という感情的な理由で購入しました。購入判断の基準がなく、PER・PBRなどの指標も見ていませんでした。
② 利確・損切りルールがなかった
含み益が出ても売れず、含み損が出ても売れない状態でした。「いつ売るか」を最初に決めていなかったことが最大の失敗です。
③ ナンピンは希望であって戦略ではなかった
ナンピン自体が悪いわけではありません。問題は「下がったから買い増せば平均取得単価が下がる」という希望的観測だけで行動したことです。下落が続く根拠を何も検討していませんでした。
この失敗から学んだこと
この経験を経て、私は以下のルールを自分に課しました。
- 購入前に「なぜ買うのか」を合理的に説明できない銘柄は買わない
- 購入時に「いくらになったら売るか」を必ず決めておく
- 含み損が一定ラインを超えたら感情に関わらず損切りする
- 個別株への集中投資はしない
結果として、現在は個別株投資をやめてインデックス投資に絞っています。地味ですが、これが私には合っていました。
→ インデックス投資に切り替えた理由は「私がインデックス投資だけにした理由」で書いています。
まとめ
CYBERDYNE株での失敗を一言で表すなら「感情で買って、感情で持ち続けた」です。
良い会社かどうかと、株価が上がるかどうかは別の話です。また、含み損が出たときに「いつか戻るだろう」という希望は投資判断の根拠になりません。
342万円という高い授業料でしたが、この失敗がなければ今の資産形成の考え方には辿り着けなかったとも思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント
コメント一覧 (7件)
[…] → 各失敗の詳細はこちら:・個別株で342万円を溶かした体験談・さくらインターネット株を底値で売った話・レバレッジETFで92万円を溶かした話・コロナショックで狼狽売りした話 […]
[…] → 失敗の経緯は 「個別株で342万円を溶かした体験談」「さくらインターネットで高掴みした挙句塩漬けした話」「レバレッジETFで119万溶かした話」 […]
[…] → 詳しくは「個別株で342万円を溶かした体験談」「日経平均レバレッジETFのスイングトレードで119万円を溶かした話」に書いています。 […]
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